White candles with a gold crucific laying on top of them

Sacramentals

準秘跡

秘跡は、イエス・キリストによって定められたものですが、準秘跡は、7つの秘跡以外、教会によって制定されたものです。それは、教会が信者のために、さまざまな奉仕職、また、生活身分、多様性に富んでいるキリスト者の生活状況、および、人間に役立つ事物の使用を聖化するために定めたものなのです。準秘跡は、つねに祈りを含んでおり、一定のしるし(たとえば、按手、十字架のしるし、聖水を注ぐことなど)を伴っています。聖体降福式(Hora Sancta; Benediction)、十字架の道行(Via crucis)、ロザリオの祈り、聖務日課などの信心業をはじめ、教会堂などの聖別(sanctificatio)と誓願を立てる人や信心業のための物の祝別(consecratio)があり、また土地の祝福、家の祝福、家畜の祝福、車の祝福、食物に対する祝福、出産前後の祝福、物に対する祝福など、様々な祝福(benedictio)があります。日本カトリック教会におきましては、上記に加えて七五三祝福、子どもの祝福、節目を迎える人の祝福、厄年の祝福、高齢者の祝福、なども行うことができます。